リモージュボックスと日本

 このコーナーでご紹介するリモージュボックスは当店で扱うモデルや工芸家と直接の関係はありませんが、リモージュボックスと日本との関わりを語る時に外すことの出来ない貴重な作品ですので豆知識として採り上げてみました。

日仏共同制作のリモージュボックス

 リモージュ市と日本の陶磁器の街・愛知県瀬戸市が姉妹都市を締結して一年後の2005年、一周年を記念する行事の一環として日仏共同制作によるリモージュボックスが企画されました。

 制作を担当したのは瀬戸市の陶磁器工芸工房「株式会社中外陶園」とリモージュの工房「アルティザナル・リモージュ」「エルダ・クリエイションズ」。中外陶園が運営する『招き猫ミュージアム』のオリジナル・ボックスとして中外陶園側でコンセプトが進められました。

 ソファーとベッドの白素地はアルティザナル・リモージュ、花車と椅子はエルダ・クリエイションズによって用意され、それに合わせて中外陶園が猫のキャラクターをデザインしています。絵付け、焼成、留め金付けなどリモージュボックスならではの作業は全てリモージュ側で行なわれました。

 同じ磁器製作の世界ですが、磁器に合わせて留め金を調整するリモージュの工法と、金具の寸法に合わせて磁器を焼成する瀬戸側との制作視点の違いも明らかになり、品質の安定には思いがけない苦労もあったようです。

 二国間の行政事業のバックアップを受けて制作されたという意味でも、リモージュボックスの歴史の上で大変珍しいものと言えるでしょう。

 本記事制作にあたって、取材と写真提供を快諾してくださいました株式会社中外陶園様に心より御礼申し上げます。

 上記の作品について、入手方法などの詳細は下記リンクよりお問い合わせください。

 

おもだか屋 おもだか屋

お客様の声を大切にしたいとの思いからスタートした中外陶園の直営ショップ「おもだか屋」

招き猫ミュージアム 招き猫ミュージアム

招き猫づくりにこだわる中外陶園が、明治以来100年の歴史を持つ招き猫の生産地・瀬戸にふさわしい「招き猫ミュージアム」をオープン。ここには板東寛司・荒川千尋ご夫妻の個人コレクション数千点を展示しています。