美術館・博物館
アドリアン・デュブーシェ国立陶磁博物館(Musee national Adrien-Dubouche)

磁器の聖地リモージュを語るとき、避けて通ることの出来ない重要な場所。リモージュのみならず世界の陶磁器の歴史を背負っているのが、このアドリアン・デュブーシェ国立陶磁博物館です。およそ一万一千点を越える陶磁器、およびガラス工芸品のコレクションが納められています。
19世紀半ばに創設された考古学・歴史学の県立博物館が前身。1865年に実業家アドリアン・デュブーシェが館長に就任し、その後の博物館の発展を運命付けます。もともと趣味だった陶芸の熱が高じて、のちには「世界で最も陶芸に精通した人物」と言われるまでになるデュブーシェは、博物館の為に私財を投じて陶芸コレクションを集め、また館内に美術学校を創設しリモージュの製陶業を芸術的な産業へと導いていきます。彼の業績を称え、市は博物館に彼の名前を冠することを提案し、今日の館名となります。
現在の建物は、膨大に膨れ上がったコレクションを整理する為にピエール・アンリ・マイユ(Pierre-Henri Mayeux)の設計によって1900年に完成したもので、外壁にはリモージュ製の磁器が飾付けられている他、内部の装飾も当時のフランス有数の工房らによって手掛けられました。
市立司教区美術館(Musee municipal de l’Eveche)

かつてアドリアン・デュブーシェ国立陶磁博物館に収められていた七宝焼のコレクションを受け継いで展示している他、この地にローマ都市があったことを物語る出土品など、リモージュの歴史を追う展示物が並んでいます。
サンテチェンヌ大聖堂の横に位置するこの美術館はかつてのカトリック司教館を転用したもので、リモージュにあって18世紀の建築を今に伝える貴重な建築物です。























